最近ブームになっている馬肉。もう試されましたか?食べたという方も、実は赤身ばかりで他の部位をあまり食べたことがない、という方も多いのではないでしょうか。実際部位名が書かれていない馬肉は赤身が多いですからね。そんなあなたに挑戦していただきたいのが「たてがみ」とっても美味しいんです。今回はそのたてがみについて、そして美味しい食べ方についてお伝えしたいと思います。
結論は半解凍して薄く切って赤身と一緒に食べる
です^^
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※コウネもありますよ♪
「たてがみ」ってどこ?
この名前を聞いて、多くの人がまずフッサフサの頭から背中にかけて生える毛を想像したのではないでしょうか。大正解です。と言っても、毛が大正解なんじゃなくて、場所が大正解です。たてがみは、その名の通り、あのフッサフサのたてがみの下にある部位のことを指します。別名「こうね」とも呼ばれています。牛や豚には存在しない、馬にしかない部位です。
実はたてがみは希少部位で、一体からなんと5kgしか取れません。300kgを超える馬からそれだけしか取れないのですから、なかなかその辺のお店で見かけないのは仕方のないことですね。ちなみにこのたてがみ、化粧品にも使われたりしているそうです。
そのお味は?
気になるのは、まず普通に食べて美味しいのかということですよね。たてがみは見たらすぐわかります。真っ白なんです。この段階で「脂身か」と思われた方もいると思いますが、はいその通り、脂身です。けれど成分の70%以上はゼラチン質で出来ています。口の中に入れるとすっと溶けていきます。これだけ聞くとなんかイマイチと思われがちですが、全くそんなことはありません。
タテガミは脂身にもかかわらず、あっさりしているんです。本当に見た目に騙されますが、あっさりなんです。初めて食べると多分驚きます。そのあっさりした味の中にほのかな甘さがあり、すっと舌の上で溶けていく。噛むとコリコリとした独特の触感で、これがまた美味しさを引き立てます。
たてがみを美味しく食べるなら、これらの理由から刺身が一番です。たてがみは馬刺しが最高です。というか、馬刺し以外で見たことがありません。
けれど、ただ馬刺しでそのまま食べるだけじゃない美味しい食べ方があるのです。
もっと美味しく食べるために
たてがみを最も美味しく食べられるであろう食べ方、それは赤身と一緒に食べることです。赤身に巻いてたてがみを食べる。これが馬刺し好きが文句なしに推す食べ方です。
これにはちゃんと理由も存在しています。ただ美味しいから、だけじゃないんです。
赤身って、要は身が赤い部分、脂身の少ない部分のことです。もちろん、赤身も赤身で美味しいですが、旨味成分っていうのは脂質、つまりは脂に含まれていますので、どうしたって赤身は霜降りには敵いません。これは、他のお肉でも同じですね。
そこで登場するのが、脂身であるたてがみ、ということです。馬肉の肉部分を味わえる赤身に、脂質とゼラチン質で出来たたてがみが一緒になる。美味しくないわけないじゃないですか!大トロを食べているかのような旨味と口溶け。霜降りにだって負けません。一度食べたらやみつきになること間違いなしです。たてがみが置いてあるお店なら確実に赤身もありますから、たてがみさえ見つかれば試すのも簡単です。
ただし、一つだけ気をつけなくてはいけないことがあります。馬肉が人気になったのって、低カロリー高タンパクっていう理由が大きいんですが、このたてがみ、脂質が含まれているので、100gあたり749kcalとぶっちぎって高いカロリー数を誇っているのです。ゼラチン質でからお肌にいいことは間違いなくて女性にもオススメなのですが、あんまり食べすぎるとカロリーオーバーの危険が潜んでいます。何かのCMでも美味しいものは脂で出来てるなんてありましたが、この場合まさにその通りでして。ダイエット中の方はあんまり食べすぎないことをオススメします。
馬刺しでたてがみを食べるなら。美味しい食べ方お教えします!まとめ
たてがみの魅力が伝わったかと思います。そのままでも美味しいけれど、赤身と組み合わせた時の味といったら、本当にハマります。「ちょっと真っ白のたてがみだけで食べるのに抵抗がある」なんて方も、赤身でぐるっと巻いちゃえば気にせずパクリといけちゃいますよ。通の間でも黄金の組み合わせと言われているたてがみ×赤身。まだ食べたことない方は是非とも試してみてください。