馬刺しは牛肉や鶏肉よりも安全と言われていますよね。
でも子供が生のお肉を食べることって実際のところどうなのかしら?
食べさせてもいいのか悪いのか心配してても始まらないので調べてみました。
馬刺しを子供に食べさせるのは本当は良くないの?
馬の生肉にはごく稀に「サルコンシスティス・フェアリー」(住肉胞子虫)という寄生虫がいることがあるのだそう。「なんだか難しい名前だなぁ…」
寄生虫のいる馬刺しを食べることで、食中毒や食あたりをおこします。
その症状は?
早くて1時間、4時間から8時間の潜伏期間を経て発症!
一過性の下痢や嘔吐。胃の不快感。だるさ。関節痛。
食中毒の中でも比較的軽い症状で後遺症などはないようです。
健康な人は食べても重症化せず発症もしないこともあるそうなのです。
「そうなんだ、健康な大人は比較的安心して食べられるのね〜」
それで、子供はどうなのよ〜!
あるお医者様は『自分の子供には18歳くらいになるまで食べさせない!免疫がまだ十分でないので食中毒になる確率が高いから』とおっしゃっておりました。
「なるほどー。子供は免疫がまだ不十分だから食べない方がいいのかもね。」
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馬刺しってどのように処理されて商品になっているの?
国産の生で食べる馬刺しは、衛生管理の国際基準を満たす生食用加工施設で作られているそうですよ。
加工場は九州に数カ所。
1,福岡 県南食肉センター
2,熊本 千興ファーム食肉センター
3,熊本 熊本市食肉センター
さらに安心して食べられるように2011年に流通過程で冷凍処理することになりました。この処理で寄生虫が死滅し安全な馬肉となり商品になるのだそうです。
「なるほど、この3つの加工場で処理された馬肉は安心して食べることができそうですね。」
馬肉の特徴、効果は?
馬肉は100g中のカロリーは110kalと低カロリー、高タンパク。グリコーゲンは2200mg、鉄分は4.3mg含まれていて、疲労回復や貧血気味の改善に良いようですよ。
中でも聞きなれない成分ですが2つのアミノ酸が結びついたカルノシンという成分は活性酸素を除去し細胞の酸化を抑える働きがあり、糖尿病や動脈硬化を防ぐ効能があります。
そして今注目のオメガがたくさん含まれていますよ。αリノレン酸はオメガ3、リノール酸はオメガ6、オレイン酸はオメガ9などの不飽和脂肪酸も多く含まれているので善玉コレステロールの増加も期待されますね。
「うーん、今では子供にも生活習慣病が多くなっているようなので馬肉は健康上食べることは良いみたいだね。」
馬刺しの安全性
「奇蹄類」(きているい)なので狂牛病や口蹄疫などの病気にはならない。
「反芻動物」胃が一つしかないので腸管出血性大腸菌(o157)のリスクが低い。
「抗原度」が低いのでアレルギーを起こしにくい。
抗生物質やホルモン剤の投与がされないので安心。
「こうしてみると安全性もあるのでぜひ子供にも食べさせたい食品ですよね」
結論!馬刺しは子供に食べさせる?食べさせない?
安全性は牛や豚、鶏肉に比べると格段に高いと思われますね。
しかし、100%安全というわけでもないようです。
子供が普通に食べているお寿司やお刺身も本当のところは100%安全なのでしょうか?
食に関して絶対ということは難しいことだと思われますね。
あと調理する道具などから汚染されて食中毒なども起こりうることですし。
「うーん、これは食べさせる親の判断で決めるしかなさそうですよね。リスクを冒したくなければ食べさせないというのもありだし、馬刺しは安全性が高いし栄養価も高く非常に優れた食品なので食べさせたい。という考え方もあるものね。
まずはこちらのランキングを見て家族みんなで少しづつ分け合ってみるのも良いですね^^」
馬刺しにこだわらなければ、カレーやシチュー、すき焼きや唐揚げなど火を通して食べるのも有りかもしれないですよね。