馬肉っていうと、まずは何と言っても馬刺しが浮かびますよね。肉の中で唯一生肉で食べられるのが馬肉。それを堪能しなくちゃ損ってものです。でも、馬肉はもちろん馬刺しだけではありません。生はやっぱり苦手という方もいるでしょう。そんな時、やっぱり肉は焼肉でしょう。ということで、馬肉の焼肉をご紹介いたします。
馬肉で焼肉?
焼肉っていうとどうしても牛肉メインですよね、どこの焼肉屋さんも。私も焼肉好きで行きますけど、馬肉の焼肉を普通のお店で見ることはまずありません。どこに行っても牛・牛・牛。そうです、基本的にはどこの焼肉屋さんも牛を扱っています。馬肉の焼肉を食べたい場合、馬料理の専門店に行かないといけません。馬肉料理、尚且つ馬肉の焼肉を扱ってると最初から言ってるお店を見つけなくてはいけないのです。馬肉料理だけだと、最初に書いた通り、馬肉料理ってなるとやっぱり多いのは馬刺しなんです。つまり馬刺しのお店で、焼肉やってない可能性もあるんですよね。なので、馬肉の焼肉が食べたいと思ったら下調べが必要です。
近くにない!探すの面倒くさい!でも食べたい!という場合は、お取り寄せしましょう。今はインタネットで手に入る時代です。いい時代です。
どんな部位を食べるの?
普通の焼肉屋さんでも、色んな種類のお肉があります。どのお肉にもそれぞれの美味しさがあっていいですよね。私はタンが好きです。もちろんですが、馬肉にだって種類があります。今度はどんな種類のお肉があるのかご紹介します。
バラ肉
他のお肉でもよく聞く部位ですが、馬肉にも存在します。綺麗な霜降りになっている部分は上バラと呼びます。上バラは本場で「毎日食べても飽きない!」とまで言われます。バラ肉の真ん中の三角芯の部分はトロ。口の中に入れるだけで蕩けてしまう柔らかさと濃厚な旨味は最強です。
ロース
馬の背中部分のロース。馬肉だと赤身に分類されます。柔らかな肉質で馬刺しでもよく出ますが、焼いても肉の甘味を感じられ、美味しいです。またロースの中でも鞍の下の部分にある部位を、クラシタ・クラシタロースなんて言います。これまた柔らかくて絶品です。
ヒレ
脂身のないさっぱりとしたヒレ。馬肉でも赤身の代表です。焼肉で食べる時は、レアで食べるのがオススメです。
イチボ
イチボはお尻の部分のお肉のことを言います。お尻(ラム)の中でも霜降りが出やすい部位になっています。でも、見た目よりもさっぱりしていて美味しいです。
ギザギザ
これもお尻の部分のお肉のことです。ラムの一部。脂身がほとんどなく、コリコリとした食感で濃い旨味と肉汁が特徴的です。何枚でもいけちゃいます。
ビンタ
バチンと叩かれそうな名前ですが、その名の通り、頬の部分のお肉です。ちょっと固めなのですが、癖がなく食べやすい味になっています。
どんなお店があるの?
じゃぁ、実際に食べに行くとしてどんなお店があるのか。お店を一部紹介します。
「馬焼肉 三馬力」
池袋と心斎橋にある馬肉専門のお店です。美容・健康・美味しいの3つを掲げて三馬力というお店の名前になっています。馬肉を最高な状態で食べるには肉の厚さと火加減が命、ということで思考を重ねた結果、このお店では、特別な焼き器を使っています。陶器でできた器で優しい熱と遠赤外線効果が合わさって、最高に美味しい状態のお肉が食べられます。馬肉の焼肉がこんなに美味しいものだったとは!となること間違いなしです。
「けとばし屋チャンピオン」
関西圏の馬焼肉チェーン店です。専門店ならではの希少部位も堪能することができます。基本は盛り合わせで、仕入れた馬肉の中で、最高の状態の物を盛ってくれます。刺身じゃない、馬焼肉こそが最高の食べ方と感じられると豪語するお店です。定員さんがどの肉はどれくらい焼いた方がいいと説明もしてくれるので、馬焼肉初心者でも安心。一番美味しい状態でお肉を食すことが出来ます。人気店なので予約は必須です。
「馬ん家」
恵比寿にある馬肉料理のお店。「バンカー」と呼びます。私はずっと「うまんち」だと思ってました。恥ずかしい。馬肉の名産地熊本出身の方がやっているお店なので、味は間違いありません。なんたって、熊本出身の人も、熊本にもこんなに美味しいお店はないと太鼓判を押すくらいです。土地柄ちょっとお高いことが難点かもしれませんが、とにかくどの肉も美味しいです。
馬肉は焼肉でも食べられる?美味しいお肉が食べたい!まとめ
馬肉というとどうしても馬刺しと思われがちですが、焼肉だってあるんです。焼くからこその味わい、また生で食べるよりも焼いたほうが美味しい部位。ハマること間違いなしです。今まで馬刺しばかりだったあなたも、馬刺しは苦手だからと馬そのものを敬遠していたあなたも、馬焼肉、一度試してみてください。その味の虜になっちゃいます。