毎日の献立を考えるのって結構大変ですよね。皆さんはどんなメニューから考えますか?私の場合は大抵、冷蔵庫を覗きながらメインの肉か魚をどう調理するかから考え、そこから副菜や汁物等を決めていきます。お肉に関していえば大体冷蔵庫にいつもあるのは豚肉か鶏肉が基本。たまに牛肉が入っていたりもしますが、他の種類のお肉はうちの冷蔵庫にはやってきたことはまだありません。でもなんか最近メニューがマンネリだなぁーと思っているあなた、馬の肉は食べたことはありますか?一般的に桜肉という可愛いネーミングがあるお肉で、居酒屋とかでもたまに見かけることができるお肉です。なんでもこの馬肉、とってもヘルシーで美容にいいらしいのです!今回はそんな馬肉、特に馬刺しについて一緒に見ていきましょう!
馬刺しとは?
その名の通り、馬の肉のお刺身のことです。熊本は生産量全国1位だそう。是非旅行に行ったときに本場でも食べてみたいですね!実は馬肉は約400年前くらいから食べられていて、肥後熊本初代藩主の加藤清正が朝鮮出兵で食糧難になった時に馬肉を初めて食べたのが通説となっています。意外と昔から食べられていたんですね。
マグロのように馬刺しにも部位があって、トロ、霜降り、赤身等があり、中でもタテガミや、コラーゲンたっぷりのこうね(タテガミの脂)は希少部位のようです。牛肉と違って馬肉の融点は低いので口の中の温度でも十分溶け、霜降り肉でもお刺身で美味しく食べることができます。スライスした玉ねぎとおろし生姜をタレにつけて食べるのが一般的です。なんだか食べたくなってきちゃいましたね!
因みに生肉の危険性はというと、馬は牛や豚よりも馬の方が体温が5~6℃も高いため、元々寄生虫や雑菌が寄り付きにくく、狂犬病等の病気にもかからない種類の動物です。おまけに抗原度が低いのでアレルギーを起こしにくく比較的汚染の可能性が少ない食肉と言われているのでご心配なく。最近は回転寿司で回っていることもありますね!
馬肉の栄養と美容効果
さていよいよ美容効果。まず馬肉は低カロリー!牛肉の約3分の1、豚肉の約2分の1しかないのです。なのに、タンパク質は牛肉・豚肉の約2倍もあります。ダイエットに最適な食材だったんですね!タンパク質の中にはコラーゲンの生成をサポートしてくれるペプチドも多く含まれているのでアンチエイジングにも効果的!ササミだけじゃダイエット中飽きてしまうので馬肉というバリエーションも増やせばレパートリーも増やすことができそうです。
脂肪分も少なくて牛肉の約5分の1。しかも馬肉の脂肪分は魚やオリーブオイル等に含まれる不飽和脂肪酸と呼ばれるもので、血中のコレステロール値を下げたり、過酸化脂質の発生の抑制効果があり、体内で固まりにくく太りにくい脂です。
馬肉にはなんとビタミンも豊富!豚肉の約3倍、牛肉の約20倍と言われています。カルシウムは牛肉・豚肉の約3倍、鉄分は豚肉の約4倍、鶏肉の約10倍も多く含まれておりほうれん草やひじきよりも豊富なため貧血にも効果的!女性に嬉しい効果が満載なんですね!
馬刺しが美容にいいって本当?!他のお肉とどう違うの??まとめ
- 馬刺しは熊本が有名。
- 約400年前に加藤清正が食べたのが始まり。
- 馬肉は牛肉よりも融点が低く口の中で脂がとろける。
- 馬肉は生で食べても比較的汚染の少ない安全性の高い食肉である。
- 低カロリー高タンパク。
- 脂肪分は不飽和脂肪酸で太りにくい。
- ビタミン、カルシウム、鉄分も豊富。
馬肉について知れば知るほどなんで今までこんないい肉を食べてこなかったのかと悔やまれるほどですね。残念ながらスーパーにはあまりない種類の肉なのでお取り寄せや食べにいかないとなかなか食せないかもしれませんが、フランスでは昔から馬肉を食べる習慣があったりお医者さんが馬肉を勧めていたりするそうです。アスリートやモデルも馬肉をよく食べているようですよ!女性にとってうれしい効果が盛りだくさんの馬肉、なんとなく今まで食わず嫌いで食べてなかった方も是非この機会に一度食べてみてはいかがでしょうか?