低カロリー、高タンパク質で、更に生で食べられちゃう馬刺し。
その注目と人気は高まる一方です。
けれど、初めて食べる時は不安ですよね。
何が一番の心配かっていったら、アレルギーではないでしょうか。
食べ物に必ずと言っていいほど付きまとうアレルギー問題。持っている人は気になりますよね。馬刺しにもアレルギーがあるのでしょうか?
まず、アレルギーについて
そもそもアレルギーって何でしょうか。
私達の体にはウイルスや細菌などの害のあるものが入ってきた時に、それらから体を守るために抗体というものが作られます。
この働きを免疫と言います。
アレルギーはこの免疫が害を与えないものに対しても過剰に反応してしまい、体をむしろ傷つけてしまいます。これがアレルギーの仕組みです。
アレルギーの症状は様々です。最も多く、また、わかりやすいのは湿疹など、皮膚に症状が出るものでしょう。ぼこぼこに膨れ上がったり真っ赤になったりします。
痒みや痛みを伴うので、たまったもんじゃありません。
他にも消化器系をやられて嘔吐や下痢などを起こす症状、目の充血や口の中の腫れ、一番危険なのは呼吸困難を起こす呼吸器系の症状でしょう。アナフィラキシーや意識障害を起こすこともあります。
よく、勘違いしている人がいて、「アレルギーは甘え」とか言うんですけど、とんでもありません!
食べれば治るってものじゃないんです。
食べたら最悪死ぬんです。
アレルギーは甘く見てはいけません。
もちろん医師の監視のもと少量ずつ取っていく治療法もありますが、あくまでも医師の監視のもとです。素人が勝手に食べさせては絶対にいけません。
もし、アレルギーは甘えという考えの人がいたら即刻考えを改めてください。
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では、馬刺しは?
さて、本題の馬刺しに入りましょう。
馬刺し、つまり馬肉はアレルギーを引き起こすのでしょうか?
ここで参考になるのが抗原度。
抗原度とは、アレルギーになりやすいかそうでないかを5段階に分けたものです。
抗原度が高ければアレルギーを起こしやすい、低ければアレルギーを起こしにくい、とされています。
よく離乳食を始める時に参考にするので、小さいお子さんの居るお母さんはそのへん詳しいかもしれませんね。
馬肉の抗原度は2。
肉類の中ではカエル肉の次に低いとされています。
カエルは日本では日常的に食べる家庭はまずないと思いますし、そう考えると、肉類の中で最もアレルギーを起こしにくい肉ということになります。
つまり、アレルギーの心配ほぼなし!殆どの人が安心して食べることが出来ます。やったね。
ただし、極度のアレルギー体質の人や、他の肉類でアレルギーのある人は、少量ずつ食べてみて様子を見てください。全く出ないとは残念ながら言い切れないので、体質的に危険そうな人は気をつけてください。
ちなみに、牛肉・豚肉・鶏肉は抗原度5。
アレルギーを起こしやすさMAXです。これを見ても馬肉の安全度がよくわかります。
馬刺しで具合が悪くなったら?
もし馬刺しで具合が悪くなった場合、どちらかというと可能性としては食中毒の方だと思います。
新鮮な馬刺しは基本的に問題ないのですが、傷んでるものだと食中毒を起こす可能性があります。
それでも、日本で流通している馬肉はかなり厳しい検査を通ったものばかりですので、そうそう悪い肉に当たることはありません。
お店で出ているものはほぼほぼ問題ないですし、通販も粗悪なところで買わない限り大丈夫でしょう。
通販は届いたら早く食べてね。自分で悪くしちゃ仕方ないですからね。
馬刺しの食中毒は、起きても重篤な症状になることはなく、食後4時間~8時間後に一過性の下痢や嘔吐等の消化器系の症状や微熱が出る程度です。
けれど、国内でも報告例はほとんどありませんので、ご安心ください。
馬刺しにもアレルギーってあるの?安全に食べるために まとめ
というわけで、馬刺しはかなり安全に食べられることがわかりました。
安全で、低カロリーで高タンパク質、もう言うことないですね。
生肉好きの方も胸を張って食べることが出来ます。「生肉不安だな」と思ってる友人知人にぜひともオススメしていただきたいものです。
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アレルギーの心配をせず、思いっきり馬刺しを楽しみましょう。