馬肉ですき焼きを楽しむ!美味しいお肉が食べたい!

寒い冬にはお鍋が一番!我が家でも週に1度は鍋です。水炊きとかしゃぶしゃぶとか、スーパーでもお鍋コーナーがあったりしますよね。そんなお鍋の中でもちょっと高級感があるのがすき焼き。そうそう頻繁に家庭でも他の鍋と比べたら登場しないのではないでしょうか。あと関東と関西で味付けが違うので、それぞれの出身者が居ると揉めますよね。

さて、普通すき焼きといえば牛肉です。けれど、馬肉のすき焼きがあることをご存知ですか?名前だけ聞いたことがあるって方もいるかもしれません。そんな馬肉のすき焼きをご紹介いたします。

馬肉のすき焼き?

その正式名称を桜鍋といいます。ほら、聞いたことある人いるでしょ。なぜ桜鍋と言うかというと、馬肉のことを別名桜肉って言うんです。なぜ桜肉って言うのかについては諸説たくさんありますので、ここでは割愛します。

すき焼きは関東関西で多少の差はあるものの、基本的に醤油と砂糖で味付けします。が、桜鍋は味噌仕立てで馬肉を煮ます。ここが牛すき焼きとの大きな違いです。何味噌を使うかは各お店によって違いますので、どの味噌がいいかは食べてみてください。使う部位は「ロース」「ヒレ」「バラ」がメインになります。

馬肉というと熊本なのですが、この桜鍋は東京生まれだそうです。精力がつく、ということから吉原一帯にお店が多かったとか。一説には吉原で遊んでお金がなくなって乗ってきた馬を商人に売って、その商人が牛が鍋になるなら馬もなる、と考えて桜鍋が出来たとも言われています。

桜鍋の作り方

普通の牛すき焼きとそんなに大きな差はありません。違いは味噌を使うことくらいです。分量に関しては、それぞれの好みで多めに入れたり少なくしたりしていいと思います。

・醤油…75ｇ～100ｇ

・砂糖…大さじ4杯

・みりん…75ｇ～100ｇ

・酒…75ｇ～100ｇ

・味噌（甘い味噌よりも辛い味噌のほうがオススメ）…お好みの量

鍋に味噌以外の4つを合わせた割り下と野菜を入れて火を入れます。火を入れてから味噌を溶き入れます。大切なポイントは、馬肉に火を通しすぎないことです。馬肉は火を入れすぎると固くなってしまいます。なので、野菜が食べごろになる頃、さっと馬肉を煮て、ちょっと赤みが残るくらいで食べるのが1番です。

美味しい桜鍋のお店

家で作るのは面倒くさいし、上手く作れる気がしない、という方のために、美味しい桜鍋が食べられるお店をご紹介いたします。

・桜なべ中江

桜鍋のお店を探せば間違いなく最初に出てくるのが、この中江。テレビでも紹介されたことがあるので、知ってる人もいるんじゃないでしょうか。吉原に店を構えて100年以上の歴史のあるお店です。最初に書いた通り、吉原界隈が発祥の桜鍋。お店の数が減る中、今なお当時と同じ建物で営業しています。中江専用に飼育された馬肉を使用するこだわりよう。その馬肉は甘みを感じるくせのない美味しい馬肉です。さっと煮て半生で食べる桜鍋は絶品!食通をも唸らす一品です。
東京都台東区日本堤1-9-2

・桜なべみのや

明治30年から続く老舗のお店みのや。なんと下足番がいらっしゃるというガチの老舗です。下足番なんて私テレビの中でしか見たことありません。すごい。みのやでは、お肉の旨味を引き出すために2～3週間寝かせて熟成させています。水分の多い馬肉は熟成期間で乾燥してしまい、かなりのロスが出てしまうそうです。そんな熟成期間を乗り越えたお肉は旨みたっぷり。八丁味噌の独特の渋みと合わさって最高の桜鍋を堪能することが出来ます。

東京都江東区森下2-19-9

馬肉ですき焼きを楽しむ!美味しいお肉が食べたい!まとめ

牛肉よりも低カロリーなので、今注目をされている馬肉。その馬肉を使った桜鍋ももちろん今後更に注目されることでしょう。残念ながら一度は下火になってしまった桜鍋。お店もとても少なくなってしまっていたようですが、近年の馬肉ブームで再びお店が増えてきているようです。桜鍋、もっとメジャーになって欲しいです。もしお鍋を食べに行くことになった時に、桜鍋もぜひ候補に入れてください。損はないですよ。